1984-04-25 第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
これは御存じのように一九七一年ころまでは固定相場制でやってまいりましたが、その後IMF通貨体制の変動で現在の変動相場制に移行しておるということで、殊にニクソン・ショックと言われた一九七三年等々を通じまして変動相場制へ移行した。円ドルの通貨レートも、アメリカの高金利政策等に基づいて非常にドルが強くなって円安。
これは御存じのように一九七一年ころまでは固定相場制でやってまいりましたが、その後IMF通貨体制の変動で現在の変動相場制に移行しておるということで、殊にニクソン・ショックと言われた一九七三年等々を通じまして変動相場制へ移行した。円ドルの通貨レートも、アメリカの高金利政策等に基づいて非常にドルが強くなって円安。
時間がありませんから続けてお伺いしますが、もう一つは、いま木村委員からもちょっと質問が出されたのでありますが、いまの西独のいわゆる為替変動相場制の採用ということが、いわばIMF通貨体制としては固定為替相場をとっておりますね、前提として。
また、SDRはIMF通貨体制の中で大きな機能を発揮し得るまでに成長し得る、こういう見通しを持っているのか、この点を伺いたいわけです。
いま大蔵大臣の御意見ですと、今回の二重価格制をとることによりましてドル危機が緩和される、そうしてIMF通貨体制は維持できるであろう、こういう楽観的な見通しが述べられましたけれども、しかしドルの危機そのものの根本原因というものは取り除かれておらない。それが取り除かれないで、どうして今後ドルの安定がはかられるでしょう。とにかくドルの危機の一番の根本的原因は、私が指摘するまでもなくベトナム戦争です。